351〜360
はらりひらり 舞い踊る胡蝶
君の愛が欲しい だから心臓 撃ち抜かせて
短く死に逝く蝉の慟哭
すておかれたあいしてるが ゆれてる
これが愛だと教えてくれたあなたが ぼくの傍にいない なんて
大言壮語を吐いているのは臆病だから
指に絡めた髪から君の香り
目を瞑った闇にこそ真実があるのさ
幾度噛み砕いた恋でしょう幾度屠った想いでしょう幾度燃える愛 でしょう
茨は私の血に濡れて輝くのね

361〜370
なにもかもから見離されたこの地に墓標を立てましょうか
偏執狂は君のほう
モノクロに縁取られた世界が美しいなんて 嗚呼酷い戯言
欲しかった物は全部 掌から零れ落ちて気付くんだ
きっとみんなモノマニア
飽きもせず君は嘯く
白んだ月にバンパイアのキス を
道化師の涙
真実を認め定義したのは 誰だ
静かな嬌声が 聞こえる

371〜380
さよならだけが僕を締め付ける
凜 と 佇む君はどうして美しい
狂気の入り口は君への愛
最後の瞬間は君の手で頂戴
うそつきエーテル
汚い僕のそばで笑わないで 君
ある日うさぎが死にました
刹那ばかりを求めたが故に見えなくなった永久がありました
涙の硝子を散らせて
ながせなかったなみだ

381〜390











391〜400